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技能操縦課程2 実技飛行
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この課程では、実際にAV-8を操縦する時の基本的な操作や注意点を述べていきたいと思います。
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| ホバリング |
| 着陸時からのホバリングへの移行という事で説明したいと思います。エアロシリーズのAV-8のホバリングは、一定時間完全な停止状態で高度を維持することはできません。よって、小さな上昇と下降を繰り返すことによって高度を保つという方法をとります。出力的には、課程1で述べたように細やかな調節が必要になり、具体的な数値としては95.5%〜96.0%となります。(低空、装備無し、GUNのみ時)96.0%ではゆっくり上昇し、95.5%ではゆっくり降下します。勿論、この数値は燃料の残量や装備、高度等によって変化します。この0.5%単位の調節は、慣れてる者でも完璧とはいきません。上げ過ぎたり下げ過ぎたりした場合は次の調節時にフォローすればよいでしょう。船のあてかじや自動車のカウンターステアの様なものです。慣れれば、脚を出した状態ならば昇降計をめやすに感覚のみで制御できるようになります。 |
| 微速移動(脚出し) |
| 前後左右への微速移動の基本的な方法を説明します。まずホバリングの状態でエアブレーキをONにします。するとノズルが89度で固定されますので、あとは行きたい方向へ機体を傾ければ動き始めます。機体を傾けたままだと、どんどん速度は高くなってきます。速度を落としたい、又は停止したい場合はその逆の操作をします。注意点として、ホバリング停止状態でエアブレーキONの場合で、停止を維持するならばノズルの角度は89度固定となるのでピッチ角を1度(後傾)つける必要があります。あと、完全な停止状態でロール角無し、エアブレーキOFFでピッチ角0付近ならば停止を続けると考えがちですが、1度以下の微妙なピッチ角の傾きにより(VTOL制御範囲誤差)前、又は後ろ方向に動く(細微ですが)ことも多々あります。 |
| 微速移動(脚収納) |
| 課程1で説明したようにおおむね50kt以下ならば脚を収納してもVTOLを維持できます。注意点として、昇降計が表示されないので細かい高度管理は完全に目視での制御となります。それと、停止状態から前進する場合はピッチ角?4度を越える前傾姿勢をとらねばなりません。(ノズル89度固定不可)後進(バック)はLRトリガーによるノズル93度固定、もしくは93度固定+後傾により行います。理論上、LR93度固定で、ピッチ角?4度の前傾姿勢でも前進は可能ですが、実用上ほとんど使用しません。 |
| VTOL離陸 |
| 垂直又は微、低速からの離陸の説明です。VTOLで任意の高度まで上昇した後、ピッチ角を+5度付近にし、十字キーの下を入力後(脚収納)出力を100%にすれば、何もしなくても綺麗に通常飛行に移行してくれます。 |
| VTOL減速 |
| 垂直又は低、微速着陸する時の基本的な減速方法を説明します。VTOLモード状態150〜180kt位で出力アイドルで高度を保とうとすれば結構なピッチ角がつきます。で、そのピッチ角を保ったままLRトリガーでノズルを93度固定し、出力調節で高度を保つようにすれば比較的綺麗&楽に減速できます。この時ピッチ角&出力を大きくとるほど減速率は高くなります。ピッチ角、高度、速度、出力が複雑に絡んできますので、ここで全て説明すると(特に文章で)大変長くなりますので体で覚えてもらうほかありません。垂直着陸、又は停止する場合、速度が0になったところでエアブレーキをOFFにすれば大きく前後に動く事はないでしょう。あと、VTOLと旋回を組み合わせた減速方法もあります。旋回時の失速とロール角による逆噴射的な効果を使えば、かなり短時間で減速する事ができます。しかし、低速時にロール角をつけ過ぎると、当然機体の揚力は減少してますから高度を保てなくなり、低空では墜落の危険があります。この場合においても一概にどの角度が良いとか、どれ位の出力が良いとかはいえませんので、これも体で覚えるほかありません。トリガーによる回頭も併せて行えば比較的楽にできると思います。文章にすると難しく感じますが、実際にやってみるとそう難しいもではありません。 |